ABOUT SIT芝浦工業大学について

社会に学び、
社会に貢献する

「社会に貢献する」の真意は何か。本学の創立者、有元史郎は考えました。資源の少ない我が日本が、国際社会を生き抜くには工業技術立国の道しかない。そのためには「社会に学ぶ」ことが必要だと。

グローバル化が加速する現代においては、「世界に学び、世界に貢献する理工系人材の育成」こそが、本学の使命であり、それはやがて、社会に役立つ豊かな生活の創出へとつながる。

有元史郎の高い志あふれる理念は、創立から連綿と受け継がれ、今もなお本学の特徴として息づいています。

研究力

世界と共に、地域と共に

本学では研究力強化策「知と地の創造拠点」の構築を具現化するため、研究力強化プラン「SIT研究ビジョン」を掲げました。国際共同研究を通じた世界レベルの研究拠点の形成と、地域や中小企業との共同研究を通じた社会貢献を両輪として進めています。

企業等との受諾・共同研究件数と文部科学省 科学研究費助成事業件数

[グラフ]受託・共同研究数
[グラフ]科学研究費助成事業保有件数

研究例

CASE 1リンゴの食べ頃を工学的アプローチで推定する機械動力学研究室 細矢直基 教授

レーザーによってプラズマを発生させ対象物の揺れ方などを測定する技術を、農産物に用いる研究を行っています。この技術はもともと航空機や建物といった構造物に使用されていたものですが、これを農産物に応用することで、これまでは生産者の「勘」に頼っていた果物の熟し具合が誰にでも分かるようになり、品質管理の効率化へとつながります。

[顔写真]理工学研究科 機械工学専攻2017年3月修了 機械動力研究室 三島充

人々の生活に密着した食品の振動現象実験は珍しく、また「食品の品質管理の効率化」に貢献できるのでやりがいを感じました。なかでも国際学会での研究成果発表で、さまざまな分野の研究者の方々に関心を持っていただけた時の達成感はひとしおでした。研究を行うなかで、方向性や解析プログラムのアルゴリズムを通じて、思考力の向上を実感しています。

理工学研究科 機械工学専攻2017年3月修了
機械動力研究室
三島充

CASE 2より少ないエネルギーでより快適な生活を実現する建築学部建築学科 建築環境設備研究室 秋元孝之 教授

健康で快適な生活には住宅やビルの性能が大きく関わっています。一方で地球環境のことを考えると、温暖化につながる化石燃料をなるべく使わない生活を目指していかなければなりません。そこで私たちは建物の断熱性を高めて高効率設備を使う省エネと、太陽光発電などでエネルギーを創ることを組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量がゼロになる「ゼロエネルギー住宅」の研究を進めています。

CASE 3社会に役立つクラウドネットワークロボットと感情センシング工学部情報工学科 基盤システム研究室 菅谷みどり 准教授

ネットワークやソフトウェアの基盤技術にセンサ工学やロボット工学の技術を取り入れて、社会に役立つクラウドネットワークロボットの研究を行っています。高齢者の様子を見守り、異常時にはすぐに位置情報や状況を確認する「見守りロボット」、脳波や自律神経などの生体情報から人の感情を推定して動作したり声がけする「気持ちによりそうロボット」、発達障害の子どもの家庭内療養や教育に役立つ「デジタルセラピーデバイス」など、人が幸せに暮らせる社会を支援する技術の実現を追求しています。

世界レベルの研究を可能とする設備

テクノプラザ

テクノプラザは本学の全学生が利用できる実験施設です。高額な研究機器類が備えられた「共通機器センター」、卒業研究など大型の作品を組み立てることができる「テクノ工房」、国家プロジェクトなどに携わる研究室が活用する「プロジェクトスペース」、ミーティングを行うことができる「アクティブラーニングスペース」という、4つのスペースから構成されています。

島津電子線マイクロアナライザEPMA-8050G

電子線マイクロアナライザとは電子線を試料に照射し、発生した特性X線を分光することで、微小な領域の元素組成や試料面上の元素濃度分布を求めることができる装置です。本装置は電子銃の機構が電界放射型のため、より正確な制御が可能です。

粉末X線回析装置 SmartLab

物質は100を超える元素で構成されており、その化学式の種類は何万通りもあります。粉末X線回析装置 SmartLabではX線の反射を調べることで、その物質の種類(20万種以上)を素早く特定することが可能です。

グローバル

世界を、体感する

ものづくりの国際化が進む現代は、理工系学生こそ海外体験が必要な時代です。本学の海外協定校はおよそ170校あり、海外で学ぶ学生も増えています。海外協定校の学生とプロジェクトチームをつくり、専攻に応じた課題解決型ワークショップに取り組む「グローバルPBL」など、留学プログラムを通じて世界各地の技術を吸収し、世界の開発現場で通用する力を育てます。

数字で見るグローバル化の実績

[グラフ]海外への学生派遣数 10年間で34.8倍
[グラフ]留学正の受け入れ数 6年間で10.9倍

スーパーグローバル大学として理想的な学習環境を構築

文部科学省が2014年に創設した「スーパーグローバル大学創成支援事業」。海外の大学との連携などで国際化促進、世界レベルの教育研究を行う大学を支援します。全国781大学から37校が採択されるなか、本学は私立理工系学科大学として唯一選定されました。学生に対し、海外の文化や価値観を実感できる機会を提供しています。

学生の声

自分の技術を磨くためにも英語の必要性を実感

工学部電気工学科 2年
神田直也 ※参加時

国立台湾科技大学(NTUST)でのグローバルPBLに参加しました。このプログラムでは、NTUSTのTA(Teaching Assistant)さんに教えてもらいながら、楽しんでDC/DCコンバーターを製作することができました。英語が話せるといろんな国の人と交流できるようになるので、もっと英語が話せるようになりたいと思うようになりました。

日本の技術を学び、将来は母国ブラジルに貢献したい

工学部土木工学科 3年
Eduardo Folly Guenka ※取材時

曾祖父が沖縄からブラジルに移り住んだので、家族のルーツを学ぶのにも絶好の機会だと思って留学先に日本を選びました。いろいろな分野の知識を深めたいので、専攻の土木工学以外にも都市計画、コンピュータ関連、交通網、CADの使い方に関する授業などを履修しています。交通網や公共交通機関についてより深く学び、将来は日本の技術を応用して母国ブラジルに貢献したいと思っています。

就職・キャリア

社会への貢献を、志す

本学は、実学を重視した学びの環境に加えて、キャリアサポートも充実しています。入学後すぐに開催する「オリエンテーション」からはじまり、専門スタッフによる進路相談、企業説明会、Web就職システムの活用など、さまざまな力強いサポートにより、在学中に「社会で何をしたいのか」を明確にすることができます。

専門スタッフによる個別相談

キャリアサポート課では、専門のスタッフが個別の進路相談を行っています。自分はどんな業界、職業に向いているのか、世の中にはどのような働き方があるのかなど、進路の見つけ方のアドバイスも受けられます。もちろん、履歴書の添削、模擬面接、そして就職活動が進むにつれ生じる企業への対応方法まで、さまざまなサポートを行っています。

就職支援システム『CAST』

学生たちの就職活動を支援するための、Web就職支援システム『CAST』。キャリアサポート課に届いた求人情報を検索できるほか、企業セミナーや卒業生の就職活動報告書など、就職に関するあらゆる情報が詰まっています。学外のパソコン・スマートフォンからも閲覧可能なので、場所や時間を選ばずさまざまな場面で活用できます。

学内合同企業説明会

毎年、就職活動のスタートと同時に新4年生を対象とした学内合同企業説明会を実施。日本を代表するリーディングカンパニーを大学へお招きし、本学学生のみを対象に企業説明をしていただきます。参加企業数は5日間で約300社。多くの企業では採用担当者のほか、卒業生にも参加いただいており、エンジニアとしての詳しい話を聞くこともできます。

年度別就職率推移(学部・大学院・合計)

[グラフ]年度別就職率推移(学部・大学院・合計)

卒業生の声

世界で戦う建築家の基礎となった2年間

「このままだと卒業できないですよ」。なんとなく過ごしていた大学生活は、2年生の終わりに受けた学生課からの宣告で一変しました。残り2年で卒業する計画を立て、必死で学業に取り組む日々。その中で少しずつ、将来のビジョンが見えてきました。卒業後はロサンゼルスにある南カリフォルニア建築大学の大学院に進学。寝るのは2日に1度、すべてを学校の課題に注ぎ込んだ結果、学年トップになることができました。これらの経験を活かし、現在はロンドンにあるザハ・ハディド(編注:世界的に有名な建築家)の事務所で働いています。いま世界で戦えているのも、元をたどれば、本気で取り組んだ大学の「2年間」があったからだと感じています。

[顔写真]吉川勉(きっかわ・べん)

Zaha Hadid Architects(ロンドン)
吉川勉(きっかわ・べん)
工学部 建築工学科(現建築学部 建築学科)
2006年3月卒業

人間工学的な視点から化粧品の容器や用具を開発

化粧品開発センターという部署で、化粧品の容器や用具の開発に携わっています。現在はファンデーションのブラシ開発が進行中。デザインだけではなく、化粧用ブラシの使用感や安全性を高める研究を進めています。化学的な視点はもちろん、ときには図面を作成するような機械的な知識も必要となる仕事。機会も生命も化学も幅広く学ぶ生命科学科の経験が、すべて現在に繋がっていると思っています。学生時代は「本当に役に立つのかな?」と思うようなことでも、しっかりと身につけていくことが大切ですね。

[顔写真]折原利奈

株式会社資生堂 化粧品開発センター 外装企画開発グループ
折原利奈
システム理工学部 生命科学科
2017年3月卒業

そのほかの取り組み

リベラルアーツ教育

本学がめざす「統合的問題解決能力を備えた世界に貢献できる技術者の育成」には、それぞれの学部、学科での専門教育に加えて、豊かな人間性と社会人としての幅広い教養を身につけることが不可欠です。そこで本学では国際人としての知識や教養、さらには技術者としての倫理観や問題解決能力などを育む言語・情報系科目や人文系教養科目、健康科目などのリベラルアーツ教育科目を学部ごとに設けています。

研究例

既存のクラブ・サークル、研究室以外のメンバーで学生が新しいチームを組み、それぞれ企画・実行していく活動に対し、大学が資金援助をするというものです。学長を委員長とする大学内の「学生プロジェクト選考委員会」による選考会を経て、プロジェクトが採択されると、1団体につき年間50万円を上限に活動資金が援助されます。

キャンパス・施設

環境を生かす

本学には「大宮キャンパス」「豊洲キャンパス」「芝浦キャンパス」という3つのキャンパスがあります。それぞれに個性あふれるキャンパスは、新しい仲間との出会いや多くの発見をもたらしてくれることでしょう。

豊洲キャンパス「開放感あふれる工学の最先端キャンパス」

ビジネスと暮らしが融合する産業創造の新拠点、豊洲。あらゆる研究に対応する設備を備え、2006年に豊洲キャンパスが誕生しました。開放性を重視したキャンパスは、地域とのコミュニケーションを通して知識と人間力を育みます。

大宮キャンパス「緑があふれるグリーンキャンパス®」

広大な敷地に緑あふれる大宮キャンパス。キャンパス内に国際学生寮が隣接していることから、留学生の姿も多く見られるグローバルな環境であることも特徴の一つ。また、多くのクラブ活動やサークル活動の拠点にもなっています。

芝浦キャンパス「日本の中枢・東京に程近いビジネス街のキャンパス」

デザイン工学部の3・4年生が学ぶ芝浦キャンパス。最寄りの田町駅までは徒歩3分。再開発の進む芝浦エリアで刺激を受けながら学べるのはもちろん、少し足をのばせば、東京を代表する街や施設で流行の最先端を感じることができます。

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