高等学校の数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数列)・数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)の範囲から出題します。数学はあらゆる理工学系分野の基礎であり、本学のどの学科・コースに入学したとしても、その学科・コースで専攻する分野の学習を進めるために、ある程度の数学的知識ないし技能が必要となります。本試験では、入学後の学習に支障がないよう、高等学校で修得すべき数学の基礎学力を身につけているかを判定することを目的とし、教科書の内容の基礎的知識に基づく計算力と論理的思考力を問います。さらに、論理的思考力に加えて、それを表現するための技能が備わっているかを確認するため、記述式の問題を導入します。
高等学校の物理基礎及び物理の全範囲から出題します。世界に学び世界に貢献するエンジニアを志す者として、教科書に書かれている基本的な内容を正しく理解した上で、物理的な思考力、判断力、計算力、表現力を応用して問題解決する能力を持つことが望まれます。単なる公式の暗記ではなく、物理法則を理解しそれらを組み合わせて思考する能力を重視します。そのため、理工学的な技術や身の回りにある様々な現象の仕組みや成り立ちに関心を持ち、それらについて思考し、その基礎としての物理学であるという視点で学んできたかどうかを問います。したがって、問題文の文章や与えられたグラフを正しく読み取ることから始まり、用語や単位を正しく理解しているか、問題の背景となる物理の基本法則を理解して適切な式が組み立てられるか、得られた式に数値を代入して正しく計算できるか、を確認する問題を出題します。
高等学校の化学基礎及び化学の全範囲から出題します。本学で学ぶ専門的な科目を理解するために必要な基礎学力と学習能力が備わっているかどうかを判定します。化学の基本となる概念の理解や原理・法則を活用する能力を問う問題を出題します。単なる暗記に頼るのではなく、問題文や図表などから与えられた情報を正確に読み取る力や、知識や計算結果を活用して論理の積み重ねによって問題を解く力など、ものづくりに必要な能力が養われているかどうかを問います。また、得られた答えを相手に正しく伝えるための技能として、文章による説明や化学式、構造式及び反応式等をルールに基づき正しく解答することができるかを確認します。
高等学校の生物基礎及び生物の全範囲から出題します。本学で学ぶ専門的な科目を理解するために必要な基礎学力と学習能力が備わっているかどうかを判定します。生物学の基本概念や原理・法則を活用する能力や、論理的思考能力を問う問題を出題します。問題文、グラフ、表などから情報を正確に理解し、それらを応用して解答を導く能力が必要です。