昔、人間と乗り物が小さくなって人間の血管に入り込むSF物語がありました。近年ナノテクノロジーが盛んに研究されており、いよいよそれを応用して微小なエネルギーマシンや流体マシンを開発する必要に迫られています。応用範囲は化学プロセス、マイクロエネルギーシステムなど多彩です。当研究室ではマイクロ流路内の流れや伝熱および拡散現象、小さな気泡の挙動の解明や微細ヒートパイプを用いた冷却システムなどを研究しています。
●機械工学
●応用物理学
●エネルギー工学
血液を一滴だけチップにたらすと健康状態がわかる技術。あるいは小型の半導体デバイスを効率良く冷却する技術。そのような各分野で求められるマイクロ熱流体技術の基礎研究と実用化を展開中。
●ソーレ効果を応用した流体分離用MEMSデバイスの開発と数値モデリング
●金属マイクロテクスチュア面を活用した高熱流束沸騰伝熱現象の観察と特性解析
●エレクトロウエッティングを活用したヒートパイプ内の乾き抑制技術
学部/学科 | 工学部/機械工学課程 |
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コース |
先進機械コース
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担当教員 | 小野直樹 |
所属学会 | 日本機械学会/日本伝熱学会/日本技術士会 |
研究室HP | http://www.meo.shibaura-it.ac.jp/ono/ |