有機分子の中には、右手と左手のように実像と鏡像が重なり合わない分子が存在します。このような分子を医薬品として利用する場合、右手分子と左手分子では効き目が異なることが知られています。当研究室では、これまでまったく知られていなかった新たな右手分子・左手分子を創製し、これを利用して右手医薬品・左手医薬品の選択的な合成を行っています。
●化学
●薬学
右手分子・左手分子の一方を選択的に合成する手法は不斉合成と呼ばれています。当研究室では、医薬品や化学業界で活躍できる不斉合成技術者の養成を目標に研究を行っています。
●新規な炭素-窒素軸不斉化合物の高エナンチオ選択的合成と不斉反応への応用
●アミド結合の回転束縛により生じる安定なアミド配座異性体に関する研究
●炭素-窒素軸の回転制御に基づく分子ローターの開発
学部/学科 | 工学部/物質化学課程 |
---|---|
コース |
化学・生命工学コース
|
担当教員 | 北川理 |
所属学会 | 日本薬学会/有機合成化学協会 |
研究室HP | https://www.org-syn.ch.shibaura-it.ac.jp/ |