結晶は変化しない固体と思いがちですが、上手に分子間の相互作用を設計すると、自ら形を変えてさまざまな小分子を捉えるダイナミックな材料になります。そこで、効率良く分子を取り込むため、金属イオンとフッ素を導入した新しい分子の合成研究を進めています。美しい色をもつ分子性結晶は予想のできない振る舞いを見せてくれると同時に、環境保全に役立つ新機能を秘めています。
●化学
●応用化学
●結晶工学
●分子工学
●材料工学
世界は分子にあふれており、役立つものから有害なものまで分子レベルでの取捨選択、環境への配慮が求められています。分子間の弱い相互作用を十分に理解し、取り扱うことが化学の使命の1つです。
●フッ素置換金属錯体を用いた動的結晶場の創出
●異なる金属が並んだ異種分子ナノワイヤーの合成と機能
●ビピリジン誘導体の合成と発光挙動の解明
学部/学科 | 工学部/物質化学課程 |
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コース |
化学・生命工学コース
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担当教員 | 堀顕子 |
所属学会 | 日本化学会/錯体化学会/結晶学会 |
研究室HP | http://www.sic.shibaura-it.ac.jp/~ahori/molecular_assemblies/ |