システム理工学部生命科学科 生命医工学コース
工学的手法で生命現象の解明と医療・福祉技術への応用をめざす
生命・生体機能を維持・回復させるための診断機器や治療機器、および支援システムの研究開発をめざします。そのため、機械系、電気系、制御系、材料系、および医工学系の幅広い専門科目を設けています。また、体験による知識定着および技術修得を目的とし、医療福祉機器設計に関する演習や生命医工学に関する実験を含む幅広い実験演習科目を実施します。
キャンパス
- 1ー4年次
- 大宮キャンパス埼玉県さいたま市見沼区深作307
4年間の流れ
※2020年度実績
1年次学科共通の基礎科目を学ぶ
機械力学
質点系の力学やエネルギー、摩擦などについて理解し、機械という「もの」をつくる際に、どのようにすれば創意工夫ができるのかを学習します。
2年次めざす方向別の履修モデルに沿って学ぶ(医療機器関連、福祉機器関連)
生命医工学実験Ⅱ
生体信号の計測・解析に必要な基礎知識について実験を通じて学習し、実験レポートの作成および口頭試問の実施により理解を深めます。
3年次実験や演習を中心に、さらなる専門知識の修得をめざす
医療福祉機器設計演習
高齢者、下肢障害者、視覚障害者の疑似体験とその福祉機器の体験を行い、現在の福祉機器の課題や改善点を考察します。また、医療福祉機器の設計演習を行い、機器の設計概念、設計手法の修得をめざします。
4年次研究室に所属して卒業研究を行う
- カリキュラム
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- 1年次
- 生命科学概論/解剖学/生理学Ⅰ/Basic Biological Experiments/医学概論/機械力学/材料力学/Introduction of Bioengineering
- 2年次
- 生体計測学/Assistive Technology/生命統計学/生体力学/機械設計製作演習/生命医工学実験Ⅰ・Ⅱ/流れ学/電気回路/CAD/CAM演習/システム工学A・B
- 3年次
- 生体材料学/生命倫理/公衆衛生学/医用画像工学/電子回路/医療福祉機器設計演習/生命医工学セミナー/メカトロニクス/シミュレーション工学演習/福祉リハビリテーション工学
- 4年次
- 総合研究Ⅰ・Ⅱ(卒業研究)
- 取得可能な資格や免許
研究室PICKUP
卒業すると
医療・福祉機器、病院設備関連の企業を中心に、機械・電気工学分野の商品開発部門での活躍が期待されます。また、研究・技術職だけでなく、商品技術セールス・商品企画部門への就職も可能です。
- 就職・進学の割合
- 進学42.9%
- 就職53.1%
- その他4.1%
※2019年度卒業生実績
主な就職先
- 精密機器:オリンパス(株)、東レ・メディカル(株)、島津メディカルシステムズ(株)
- 電気機器:キヤノンメディカルシステムズ(株)、東芝テリー(株)、(株)日立製作所
- コンサルティング業:(株)メディカル・イノベーション
- サービス業:(株)トーカイ
- 情報・通信業:(株)日立ソリューションズ、ARアドバンストテクノロジ(株)、CTCテクノロジー(株)、フューチャーアーキテクト(株)
- その他製品:ヨネックス(株)、(株)オカムラ、凸版印刷(株)
大学院進学者の主な就職先
- 精密機器:オリンパス(株)、日立グローバルライフソリューションズ(株)、コニカミノルタ(株)、島津メディカルシステムズ(株)
- 電気機器:キヤノンメディカルシステムズ(株)
- 情報・通信業:日立ヘルスケアシステムズ(株)