システム理工学部数理科学科
基礎科学とシステム工学の手法を使える「数理エンジニア」を育成
1年次は少人数による導入ゼミ「基礎数理セミナー」と、システム理工学部の特長的な科目「創る」を配置。その後、数学の根幹に当たる科目から、より高度な数学理論とその応用を学ぶ科目へと発展させ、さらなる論理的な思考能力を育んでいきます。3年次後期「数理科学セミナー」から各研究室による指導を密に受け、4年次「総合研究I・II」では学部教育の集大成として総合研究論文を執筆し、各自の成果について最終発表を行います。
キャンパス
- 1ー4年次
- 大宮キャンパス埼玉県さいたま市見沼区深作307
4年間の流れ
※2020年度実績
1年次学科共通の基礎科目を学ぶ
基礎数理セミナー
大学で数学を学ぶうえで必要となる基本的な知識・論法を身につけるためのゼミです。研究室に所属し、担当教員による少人数教育で、すべての数学分野に共通する基礎知識を修得していきます。
2年次めざす方向別の履修モデルに沿って学ぶ
幾何学I
現代の幾何学における重要な概念である「多様体」を理解するための準備として、まず曲線・曲面の曲率について学び、位相空間論の初歩(位相空間の抽象的な定義)についても学びます。
3年次さらなる専門知識の修得をめざす
金融・保険数理
金融機関や保険会社で確率論や統計学などの数理的手法を駆使して業務を行う「クオンツ」や「アクチュアリー」。これらの業務内容を学び、業務に必要となる数学の基礎を修得します。
4年次研究室に所属して卒業研究を行う
- カリキュラム
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- 1年次
- 基礎数理セミナー/微分積分学I・Ⅱ/線形代数I・Ⅱ/一般力学I・Ⅱ/情報処理I・Ⅱ/解析基礎/数学基礎/創る/微分方程式/情報処理演習I・Ⅱ/国際数理科学実習I・Ⅱ
- 2年次
- システム工学A・B/解析学I・Ⅱ/数値解析I・II/確率統計/代数学I・II/幾何学I・Ⅱ/現象の数理/関数方程式論/プログラミング演習/多変量解析/計算理論/数理計画法
- 3年次
- 数理科学セミナー/解析学Ⅲ/代数学Ⅲ/幾何学Ⅲ/関数解析/確率統計学特論/シミュレーション/計算機代数/金融・保険数理/制御理論基礎/数理科学特論A・B・C・D
- 4年次
- 総合研究Ⅰ・Ⅱ(卒業研究)
- 取得可能な資格や免許
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- 資格
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- ★ 過程履修資格(所定の科目を履修することで、卒業と同時に無試験で取得できる資格)
- ▲ 資格取得にあたり、受験資格などの必要な条件の一部が免除または緩和される資格
- ■ チャレンジできる資格
- 教育職員免許状
研究室PICKUP
卒業すると
教員、教育産業、銀行、保険会社、金融関係会社、システムエンジニア、コンピュータ産業、インターネット関連会社、鉄道などの運輸業、その他サービス業、一般製造業などが想定されます。
- 就職・進学の割合
- 進学27.0%
- 就職65.1%
- その他7.9%
※2019年度卒業生実績
主な就職先
- 教員:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会、山梨県教育委員会
- 公務:品川区役所
- 卸売業:八洲電機(株)
- 情報・通信業:(株)インテック、富士ソフト(株)、(株)野村総合研究所、日本放送協会、(株)日立システムズ、(株)富士通マーケティング、ヤフー(株)、(株)日本信用情報機構
- サービス業:(株)NTTファシリティーズ中央
- 銀行業:(株)みずほフィナンシャルグループ、(株)りそな銀行、三菱UFJ信託銀行(株)
- 保険業:明治安田生命保険相互会社、第一生命保険(株)
- 電気機器:(株)東芝、日本電気(株)
- 精密機器:JR東日本メカトロニクス(株)
- 陸運業:東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)
- 学術・研究開発:大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
- 団体:信州諏訪農業協同組合
大学院進学者の主な就職先
- 情報・通信業:(株)エヌ・ティ・ティ・データ、キヤノンITソリューションズ(株)、(株)ジャステック